【評価・レビュー】Fulltone OCD キレがあるオーバードライブサウンドが持ち味【希少エフェクター】

エフェクター

こんにちは!

フルドラくん(@fulldora_kun)です。

今回は、Fulltone OCD(OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE)について、評価・レビューをしていきます!

シローくん
シローくん

Fulltone OCDってどうなの?

フルドラくん
フルドラくん

Fulltone OCDは、クランチで使うといいよ!

Fulltone OCDとは?

Fulltone OCD(OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVEの略)は、クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーンを持つオーバードライブです。

アンプ本来の厚みがある素晴らしい歪みを引き出し、エレキギターのボリュームコントロールを使うことで幅広いトーンを作ることができるモデルです。

Fulltone OCDはクランチサウンドが絶品

Fulltone OCDは、幅広いサウンドメイクができるモデルではありますが、ぼくとしては、GAINを抑えたクランチサウンドがおすすめです。

サウンドの特徴としては、クリアでキレがある印象が強いです。

そのため、カッティングなどの素早いフレーズを弾くのに向いているモデルと言えますね。

Fulltone OCDは低音弦が苦手

Fulltone OCDは、優秀なオーバードライブと言われていますが、万能ではないと思います。

その理由としては、5・6弦の低音弦がボヤける傾向があるので、パワーコードなどのフレーズはちょっと苦手な印象ですね。

このあたりは、ミドル系(中域)の強いオーバードライブを組み合わせることで、カバーすることができます。

Fulltone OCDはHP/LPのミニスイッチが付いている

Fulltone OCDは、3つのコントロールノブの他に、HP/LPのミニスイッチが付いています。

HP(ハイピーク)は、ボトムエンドや歪みが増幅され、ミッドの上の方(3.5Khz range)が軽く増幅されます。

LP(ローピーク)は、クリーンブーストや音量を上げるときに最適です。

HP/LPのミニスイッチは、使う用途によって調節するといいですね。

Fulltone OCDのセッティング例

Fulltone OCDのセッティングは、クランチセッティングがおすすめです。

Driveを右に回すと、深く歪みますが、同時にファズっぽくなる傾向があります。

そのため、Driveを上げるのではなく、Levelを上げたほうが音作りはしやすいと思います。

また、LP/HPのミニスイッチは、使うアンプの大きさで決めるのもありです。

JC120などの大型アンプでは、高音が出やすいので、LPで高音を抑える。

逆に、自宅練習用のミニアンプでは、音の輪郭が出にくいので、HPで高音を足す。

といった具合に、アンプからの全体のトーンを調整するイメージで選択して使いましょう。

Fulltone OCDが向く人

Fulltone OCDが向く人を、以下にまとめました。

クランチサウンドが好きな人

Fulltone OCDは、クランチサウンドが得意分野です。

そのため、カッティングやコード弾きする人にも向いていると言えるでしょう。

クリーンブースターとしても使いたい人

Fulltone OCDは、クリーンブースターとしても使うことができます。

例えば、歪みエフェクターの後ろにつないで、音量アップのブースターとしても活用できますね。

Fulltone OCDが向かない人

Fulltone OCDが向かない人を以下に、まとめました。

輪郭があるディストーションを探してる人

Fulltone OCDは、低音弦が苦手なので、輪郭がハッキリしているディストーションを探している人には向きません。

歪みエフェクターの組み合わせでカバーはできるものの、しっかりと低音弦が出したい人は、別モデルを探したほうが早いでしょう。

Fulltone OCDでGAINを足したい人

Fulltone OCDは、GAIN幅が広いものの、あまり上げすぎるとファズっぽくなる傾向があります。

そのため、少し歪ませたマーシャルアアンプに、Fulltone OCDでGAINを足すと、まるで壊れたようなファズサウンドになってしまいます。

アンプとの相性や組み合わせの問題もありますが、GAINを足す使い方は向いていないモデルの可能性があります。

Fulltone OCDの総合評価

Fulltone OCDの総合評価(5段階)になります。

総合評価4.0
※個人的な評価となりますので、予めご了承ください
フルドラくん
フルドラくん

Fulltone OCDは、使い方を決めたほうが効果を発揮するモデルだね。

歪み度・使いやすさ・コストパフォーマンスのバロメーターについては、以下の通りです。

歪み度6.0
使いやすさ5.0
コストパフォーマンス2.0

・歪み度=星の数が多いほど、GAINが強いです。

・使いやすさ=星の数が多いほど、使いやすいモデルです。

コストパフォーマンス=星の数が多いほど、コスパが良いです。

おまけ

Fulltone OCDは、2023年4月の時点では、手に入りにくくなっています。

中古価格では、4万円を超えるなど値段が高騰している状況です。

ぼくが購入したのは、2010年あたりでしたが、中古で2万円前後。

その頃は、Fulltone OCDが、あたり前のように楽器店やネットショップですぐ手に入るモデルでした。

それが、気づけば希少な存在に。

気になる人は、見つけたら手に入れておくといいかもしれませんね。

レアなエフェクターを手に入れたい人は中古を考えよう

ぼくは、中古エフェクターを探すときに、イシバシ楽器のオンラインショップを利用することが多いです。

全国に店舗があるため中古品が豊富で、タイミングがよければ、欲しいエフェクターを安く手に入れることもできます。

新古品や珍しいモデルも見つけることができるのでおすすめです。

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